

11都県164市町村(計175自治体)のアンケート結果によりますと、以下のとおりでした。
育児用粉ミルクの備蓄をしている・・・・・・24.3% (49自治体)
アレルギー用粉ミルクの備蓄をしている・・・ 4.0% ( 7自治体)
粉ミルクを使用している乳幼児の中で、アレルギー用のミルクを使用している乳幼児は2%いるというデータがあります。
すでにミルクを備蓄していただいている自治体では、そのうちの2%を「アレルギー用ミルク」に、また、メーカーと災害時協定を結んでいる自治体につきましても、その中に相応分の「アレルギー用ミルク」を確保してください。また、それ以外の方法としまして、「保育園や病院での備蓄」を提案させていただきたいと思います。
牛乳に対して、アナフィラキシーショックを起こす乳児につきましては、アレルギー用ミルクの備蓄がないと命をおとす可能性があります。各家庭での備蓄は必ずいたしますが、是非、各自体での備蓄もご検討くださるようお願いいたします。
(参考) アレルギー対応の食料とは、原材料にアレルギー物質として
下記の表示品を含まない物を指します。
従いまして、通常小麦など義務表示5品目を原材料にしている醤油や味噌を、調味料として使っている食料、あるいは、食品添加物として乳糖などを使っている食料を「アレルギー対応の食料」と呼ぶには適当とはいえません。(この他「アレルギー対応の食料」は推奨表示20品目を表示していることが不可欠です)
上記の基準でアンケートの結果を再検討しますと、下記の様になります。
アレルギー対応の食料を備蓄している・・・29.3%(51自治体) ⇒ 21.3% (37自治体)
アレルギー対応の食料として備蓄していただいているものは、主に以下のものでした。
今一度、備蓄していただいている食料の「原材料」をご確認いただき、上記アレルギー表示品目が含まれない食料の備蓄をお願いいたします。最近では、「アルファ化米」として、白米以外に表示5品目などを含まないアレルギー対応の「味付けご飯」「かやくご飯」などを製造しているメーカーもあります。これらは「アレルギー対応食料」ではありますが、一般食材とほぼ同じ味付けになっていますので、一般備蓄品としても利用いただくことができます。
アンケートの結果は以下の通りでした。
アレルギー用支援物資が届いたら、一般の支援物資と混同しないように、医療救援物資などと同様に、別の部署に保管する・・・・・20% (35自治体)
(阪神および中越地震の例)
一般の支援物資と混同しないように、医療救援物資などと同様の扱いにし、アレルギー用支援物資を保健所などに保管され、各避難所などにその情報が伝えられました。
長岡市、小千谷市、十日町市の場合、行政やボランティアセンターに「アレルギー用支援物資は、医療用として扱ってほしい」とお願いしたところ、それぞれ医薬品として扱う窓口として、「保健センター」などに置いていただく事になりました。
アレルギー用支援物資が届いたときに、一般の支援物資とは区別して、医薬品支援物資と同様の扱いにできるよう、アレルギー用支援物資受け入れ窓口(例えば保健所、保健センター、医療機関など)をあらかじめ決めていただくと共に、被災時に、アレルギーに関する情報を一括して扱う情報担当(窓口)を作って頂ける様な施策を準備してくださるようお願いいたします。
『緊急時個人カード』の普及の協力要請についてのアンケート結果は、以下の通りでした。
まずは検討(関係部署と協議、他の要援護者と合わせて)・・・・62.5%(105自治体)
『緊急時個人カード』を常時携帯することは、アレルギーを持つ子供たちが緊急時にアレルギー症状を正確に伝え、救助を求めたり、アナフィラキシーショックや様々なアレルギー症状から命を守るために有効な手段と考え、東海アレルギー連絡会がカードを作成し普及に取り組んでいます。
なお、カードとともに、カードの使い方やアレルギーを持つ家族の防災対策のポイントを書いたチラシを添付いたします。アレルギーを持つ家族の防災への意識を高めるためにも、そのカードの配布の協力要請があったときには関係部署と協議していただき、協力をお願いいたします。
また、要援護者にアレルギー児も含めた対策の検討をお願いいたします。
せっかく備蓄すべく保管して頂いていても、アパートやマンションなど集合住宅が狭い土地に立ち並ぶ都市部では、家屋の倒壊や、道路の損傷で持ち出しが出来なくなるケースも考えられます。
備蓄品が充分に保管でき、持ち出しの容易な地域は、水や調理器具の備蓄を増やしたり、分散保管を検討して頂くなど、それぞれの自治体の状況に合わせた、備蓄品の選定、備蓄の量や保管場所の検討をお願いいたします。