アレルギーっ子と防災 新潟中越地震の体験から

各個人(家庭)・患者会で実行すること

非常用備蓄食品について

各家庭において、アレルギー対応の食料は、三日分以上、好ましくは1週間分を備蓄し、可能であれば、ベランダ・倉庫・車庫など避難経路上にも分散配置しておく。

水・調理器具などを準備する場合の注意について

  • ライフラインがストップした状態での生活に備える。
  • 水は、一人一日3L×三日分×家族分を備蓄する。
  • 電気・ガス調理器具の代替として、カセットコンロ(ガスボンベ)やキャンプ用のコンロなどの調理器具を備蓄しておく。暖房機も電気を必要としない石油ストーブがあれば好ましい。
    * 自家用車が無事な場合は、車内での生活も可能なため、ガソリンはいつも充分な状態にしておくことを心がける。シガーライター又はバッテリーから100Vに変換する機械を購入するなどの電源確保対策を立てておくと良い。(オートキャンプを参考にするとわかりやすい。)

お住まいの地域の自治会、隣組、近隣者とのお付き合い

  • 被災時に最初に助け合うのは、近隣者である。日頃よりアレルギー児がいることをお知らせし、理解していただくことにより、被災時の緊急連絡がスムーズにいく場合もある。
  • 地域によっては「自主防災組織」が活発であるところもある。要援護者として、高齢者・障害者と共にアレルギー児もその対策に加えて貰うのも、一つの方法である。
  • 地域には「民生・児童委員」が置かれ、行政が主催する会合もある。「民生・児童委員」は、任期が長くきめ細かい対応が期待できるため、その会合での説明や協力依頼は極めて有効である。

家族・患者会・近隣の患者会との連絡手段の確保

被災時における、家族の避難場所や連絡方法を決めておくことはもちろん、自分の所属するアレルギーの会(患者会)内の緊急連絡網を作り、相互援助ができる体制を整えておく。
また、アレルギーの会全国連絡会に所属し、近隣の会と連絡を取り合うなど、被災時に相互救援活動ができるような環境を、日頃から整えておくことが大切である。
(携帯電話でのメール機能や伝言板が最も手軽で、信頼性がある。伝言板はメールアドレスではなく、打込み・確認は電話番号で行えるので、 日頃メール交換をしていなくても、使える。1月を除く毎月1日と防災の日が体験日になっているので、ぜひ体験しておくと良い。)

お住まいの市町村の防災課などへの要請

<防災課など各自治体に対してお願いしたいこと>を参考に、お住まいの市町村の防災窓口や福祉関係窓口などに出向き、アレルギー用の非常用備蓄食品の備蓄や、アレルギー用支援物資の受け入れ窓口・保管場所についてのお願いをする。

社会福祉協議会や、災害ボランティアとのつながりを作る

災害時、行政の動きには限界がある。行政と共に援助活動が期待できるボランティア団体に、アレルギーのことを理解しておいていただくことは重要なポイントである。各市町村にある、社会福祉協議会や災害ボランティア団体へ、アレルギーの理解を求めておくことが大切。 (特に、物資の中継や『緊急時個人カード』について)

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